
仕入れから、買参人(ばいさんにん=市場で花を購入する資格を持つ人)への販売までを担当します。全国各地にいらっしゃる、決まった生産者や買参人への営業が主なので、信頼関係の構築が重要です。産地による展示会、圃場(ほじょう=栽培地)をまわって知識を深めるほか、毎週3回セリの前に花や業界についての勉強会を実施し、定期的に知識を増やしています。
営業統括部 切花部 切花課
切花はバラ・菊・チューリップなど、品目別の担当制です。主な仕事は産地への出荷要請、荷受け、販売になります。産地は農協や園芸農業協同組合連合会(園芸連)などの団体出荷の割合が多いです。以前は場内のセリシステムによるセリ販売が中心でしたが、前売り(セリ開市前のネット販売等)にシフトされてきています。
営業統括部 鉢物課
鉢物は都道府県ごとの担当制(一部、品目担当あり)です。 主な仕事は産地への出荷要請、荷受け、販売です。産地は個人の生産農家の割合が多いです。鉢物は荷姿が大切なため、場内のセリシステムによるセリ販売が中心です。セリ終了後、各生産者への販売結果報告及び次回販売分の出荷要請もおこないます。
切花のセリがある日(入社3年目以降の例)
01:00 出勤~セリの準備
午前1時に出社。作業服に着替えたら、早速全国の産地から届いた商品をチェック。セリ前の準備として荷捌き、仕分け、分荷をおこないます。品目や産地の知識は先輩社員が仕事の流れの中でお教えします。自然と覚えられますのでご安心ください。

07:00 セリ販売

東京都によるセリ人証が交付された後は、セリ人として買参人に販売をおこないます。(入社3年目) 機械セリシステムを使っていますが、短い時間で商品サンプルを見せて戻す作業を繰り返すので、繊細さと素早さが求められます。自分が担当している商品が売れたときは嬉しさもひとしおです。セリ販売後はセリ場の片づけを行います。

10:00 事務作業

セリ後はパソコンや電話を使い、産地への販売結果報告、次回販売分の出荷要請をおこないます。野菜と同じように花きも自然の影響を受けるので、天気予報のチェックは欠かせません!

12:00 退勤
退勤が昼頃のため、慣れてしまえば自分時間も十分あります。お彼岸やお盆、母の日やクリスマスなどのイベント時期、また年末商戦は繁忙期にあたりますが、基本的に自由度が高いため、有給休暇もしっかり取得可能です。